インストール手順

exCampusのインストールは、ちょっと手間取りました。
その顛末を記しておこうと思います。もっともその理由のほとんどは、筆者がUNIXに不慣れということに起因しているのでしょう。webサーバもずっとWindowsで運用してきましたし。Linuxをまともに動かしたのは、今回が初めて。その騒動もあわせて備忘録として。


ではまず型どおりに、インストールのマシンスペックから
 Celeron2GHz 256MB 40GBディスク (年末に39,500円で購入 いわゆるショップブランドマシン)
 RedHat9 Apache PostgreSQL PHP Perl
 RAIDもTAPEもないので、壊れたら終わりです。
RedHat9のインストールは、グラフィカルインタフェースで楽チンです。LANカードやビデオカードもほぼ自動で認識しますし、サーバタイプを選択すればほとんど手間なしで終了です。但しこれが落とし穴。
RedHatの標準rpmパッケージによるインストールでは、データベースのpsotgreSQLとスクリプト言語のPHPが、マルチバイト対応しておらず、ソースからコンパイルする必要があるのです。これらの手順は次の機会に・・・・。
exCmapus 自体はそれほど負荷もないので、あまりハイスペックマシンは必要ないように思います。ただ、市販のLMSと違い、DBのバックアップやユーザの一括登録削除などの機能はありません。フリーソフトであるPostgreSQLやRedHat自体の運用ノウハウが不可欠です。DBのバックアップリストアは、どのタイミングで誰がやるのか。また、年度更新やコンテンツデータのアーカイブ、ユーザ管理など、運用上の問題は山積です。アクセスログの監視や統計処理も必要でしょう。
サーバマシンの保守といえば、全部同じですが。
今回のテスト運用でも、何度もインストールを繰り返したため、データのバックアップとリストアも必要になりました。文字コードの変更もテストしたため、sjis->EUC EUC->utf8などの文字コード変換のためにも、メールデータやデータベースのデータをテキストに書き出してnkf コマンドでのコード変換と改行コードの差し替えなどを行うことになりました。
データだけではなく、システムのバックアップも考えると、ハードディスク全体やパーティションごとのバックアップも必要でしょう。最近はLinuxでもUSB接続のハードディスクやCD-RWなどが使えるため、これらの利用も考えています(まだ試していません)。