レポートの赤ペン添削と返却

学生たちのレポートは、紙ではなくて直接電子ファイルで受け取ることが多くなった。
Moodleなどのオンラインシステムによる功績なのだが、逆に、細かな添削指導はやりづらい。
せっかく電子ファイルで提出されても、手元のプリンタで印刷し、赤ペンで添削し、手渡しで返すことも多い。
そこでちょっと調べてみたら、MS-Officeにはちゃんとそんな機能があるのですねえ。
デジタルインク機能とかいうらしくて、Office2007でも2003でも使えるらしい。
office_ink.gifoffice_ink2.gif
ペンタブレットかタッチスクリーンがあれば、通常の赤ペンと似たような感覚で添削の書き込みができる。
もちろんデジタル情報だから、受け取った学生たちも赤ペン部分を自由に削除して、再度、校正をすることができる。
通常の変更履歴によるテキストデータよりも、おおざっぱに問題点を指摘しやすい。
せっかくMoodleでアップさせた課題レポートなら、添削ファイルの返却も、Moodleでやりたい。
と思ったら、こちらも簡単に出来るようです。
課題追加の際に、「高度なファイルのアップロード」を選んでおけばいいだけ。
Moodle高度なファイル
評価のときに、右下の提出レポートを開いて、上記のような添削を書き込んで、デスクトップなどに保存する(ファイル名はなんでもいい)。
これをレスポンスファイルとしてアップロードすればいい。
この時に学生に通知メールを出しておけば、学生は、メールに従ってMoodleで添削ファイルを見ることができる。
画面例では設定していないが、課題設定で「採点のための送信ボタンを有効にする」をYESにしておくと、提出されたレポートファイルは下書きとして扱われるため、添削校正後、学生は再提出することもできる。
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これは使えそうです。
いやあ知らない機能って、いっぱいありますね。