高音のピッチ

Mendelssohns_Overture_OP24_CL_Es1Mendelssohns_Overture_OP24_CL_Es1
先週のPCによる楽譜に気を良くして、Esクラ用の楽譜の移調を引き受けました。Mendelssohnsの曲は、Esクラが2本(1st、2nd)あり、ともにinFで書かれている楽譜を長2度上げる必要がありました。楽譜の読みこみと移調自体は、2時間ほどでできたのですが、1st、2ndそれぞれに、あちこちかなり違った楽譜になっていて、これをそのまま冊子印刷すると、譜めくりの休止位置がずれてしまう。それで、小節を少し動かして、さらに1stには表紙を付けて2ページ目(表紙裏)から始まるようにした。音符や臨時記号の多い小節は間隔を広げるなど、市販の楽譜は、こんなことにもいろんな工夫がされているのですねえ。あらためて感心してしまった。

さて、楽器を変えて2度目の合奏練習です。

楽器の癖がつかめず、あちこちキーを押して角度を変えてみたり、やたら水のたまるキーの掃除をしたり、まだまだ慣れるまで時間がかかりそうです。マウスピースも楽器にあっているのかどうか。どこかを変えると、あちこちが変わる。まさしく複雑系の理論です。いやあ、わけがわからん。

普段、3rdパートは中低音域が多いのですが、なぜかベルリオーズはやたら高音域が多い。クラは音域が広いとはいえ、高音のBやDは音程もとりづらく、ただでさえキャンキャンとやかましい音になりやすい。7本のクラパートでなかなか音が合わず、全体合奏のかなりの時間をクラの音合わせにとることに。

楽器のせいというよりは、息のコントロールやアンブシュアなど奏法の問題なのでしょうが、なかなか合いませんねえ。16分音符の連続するパッセージとともに、3月まで練習です。

<合奏練習曲>

  • Berlioz, Grande Symphonie funebreet triomphale OP15
  • Mendelssohns, Overture fur Harmontemusik OP24
  • Beethoven, Egmont Overture