アルトクラリネットのメンテナンス

アルトクラリネットのメンテナンスを始めました。

ばらばらになったアルト

何はともかく、すべてのキーをばらして、タンポの確認と管体の掃除です。キーは、若干の曲がりがあったものの、ほぼ問題ないよう。タンポは、やっぱり2つは完全に固化してボロボロになっていました。ほかのタンポも、常時閉じているものは特に、硬化しているようです。いずれ交換が必要です。バネは一部錆があるものの、大丈夫そう。
相当長い間放置されていたのか、キーポストやネジには、まったくと言っていいほどオイルが感じられない。幸い、なんとかすべてを取り外すことはできた。せっせとポリッシュで手磨きしているけれど、なかなかお店のようにきれいにはなりません。

ABS樹脂の管体は、少々傷があるものの、こちらも問題なさそう。トーンホールの内部は相当に汚れていたので、綿棒とアルコールで掃除しました。それより気になるのは、トーンホールなど微細な加工部分が雑なこと。バリも残っているし、ここに汚れがたまっている。タルやベルなど金属部分も、接合部の仕上げが雑で、こちらも溶接バリがちらほら。さすが廉価なモデルというところか。

タンポは交換するしかないけれど、楽器店でも在庫はなし。取り寄せてもらうことに。マウスピースは付いていたけれど、リガチャがないため、急きょオンラインショップで見つけたバンドレンのアウトレット品を注文。送料込みで1500円也。まだまだお金と時間がかかりそうです。