新しく手に入れた楽器ケースがあまりにぼろぼろなので、修理することにしました。
ケースは四角がヒビ割れて穴があき、内張りもボロボロ。何しろ変な臭いもする。内張りの骨組みをみてみると、なんと荒い木材に四角い穴をあけて布を張っただけの保護性もあやしいもの。作りも雑で、さすが安物だけのことはある。ちなみに外観は写真を撮るのを忘れてしまうほど、汚かった。
それで100円ショップで調達してきた材料だけでケースを修理してみました。
ケース角の穴補修
手元にあった模型用の熱可塑性ボードを、数cmにカットし、オーブントースターで暖めてから内側から押し当てた。ケースの素材がプラスチックだったので、接着剤も必要なくそのまま貼り付いた。表側からは、これも100円ショップで買った透明のホットボンドで補強して、形を整えた。
内張り保護材
5mm厚のスチロール製工作ボードをケースのサイズに合わせて切り取り、6枚重ねた。上4枚ほどを順に、カッターで切り抜くことで楽器の形に合わせた保護材を作り、ケースの中に押し込んだ。厚みのある発泡スチロールも考えたけど、くり抜くにはヒートカッターが要るし、大量の切りくずが出るのが予想されたので、今回はミルフィーユ状にして地道に切り抜くことにした。ふた側には、ウレタンフォームのスポンジでも貼付ければ、ほぼ完成するのだけど、ウレタンはさすがに100円ショップにはなかったので後日調達することに。
ケース外側の塗装
アクリルスプレーで外側を真っ黒に塗装。元々は汚い?茶色だったので、一気に真っ黒にすることですべてを隠してしまおうという作戦。100円ショップの小さな缶では、ぎりぎりの量しかなく、塗装ムラができてしまった。留め金裏なども塗装できていないけど、これはご愛嬌かな。
楽器をおさめてみると、なんとか落ち着いている。移動時にガタガタと動かなければいいでしょう。カッターナイフの切れ味が悪くて、保護材にあけた穴の切り口がそろっていないけれど、これも自作らしいところかな。まさしく日曜工作でした。それにしても100円ショップの品揃えには、あらためて脱帽です。
材料費
- 工作ボード 5mm厚 45cm×90cm 2枚 216円
- アクリルスプレー(黒 108円
- 熱可塑性ボード 少々 手持ち
- ホットボンド 少々 手持ち
- ウレタンフォーム ??円