資格取得のアドバイス

資格は就職に有利?

答えはNO!!。医師免許や弁護士、教員免許など、資格がなくてはその仕事ができないものならともかく、資格を持っているから就職に有利なんてことはありません。
トヨタの採用担当者も、「特段の資格や技能などは必要ありません」と明言しています。
もっとも、教員免許って、苦労して取得しても、ほとんど役立てられない資格ですよね。採用試験があるのだから、免許いらないような気もするけど。

資格取得は何のため?

では、何のために資格を取るのでしょうか?
一口で言えば、本人の自己満足です。誰のためでもなく、自分のためです。
もう少し言えば、勉強の目標であり、スキルアップの目標であり、そして自分の勉強してきたことの証です。
自分のすすみたい進路を見定めることにもなります。その道の先輩に相談するのが一番。

どんな資格がいいの?

自分の目標なんだから、どんなものでもいい。
でもどうせなら、メジャーなもの、民間よりは国家などの公的なものがおすすめ。
中には、民間資格の方が権威があるものもあります。目的をよく考えて。
受験者数(多いほど)や合格率(低いほど)も参考になるでしょう。
あまりに受験料が高いものや、合格後に登録料を要求するところは、要注意。
その道の専門家に、おすすめの資格を相談するが、一番でしょう。

もう一度資格は何のため?

「自分はこの仕事ができます。だから・・・」と、言うのは簡単。それを資格という公的な証明で、相手を説得するのが目的。
もちろん、仕事の実績(キャリア)とあわせて。

キャリア+資格=これは武器になります!

 企業においては、これが出世を左右することも。
筆者も、情報系の会社にいた頃、上級資格を取得して、めでたく課長になりました。もっとも、管理職はそれなりに大変だけど。
もちろん、転職に際しては、これほど有効な武器はない!。(営業職だったら、顧客リストというのもあるけど、これは持ち出すと犯罪です)

資格は一生もの?

資格は一度取得すれば、ほとんど有効期限がありません。ほぼ一生ものです。
例外は、5年ごとに書き換えが必要な運転免許と、新製品がでるたびに無効(再受験)になるマイクロソフトの検定くらいでしょう!?
でも、特に技術進展の激しい情報分野では、資格の取得年を明示することで、ある意味での有効期限を設定しようとする動きがあります。40年も50年も前に取った医師免許でもって、ずっと診察しているのって、それはそれで、考えるところがありますよね。
資格を取っても、一生勉強というのは、やはり必要なんですね。

余談

資格を持っていることがかえって、マイナスになることも。
筆者は、その昔、ぎりぎりの単位で取った教員免許のために、あやうく理科の授業を持たされそうになりました。
そんなことしたら、実験なんてまともにできないし、子供たちにすぐ自信のなさがバレバレですよね。先生の権威や信頼なんて、なくなっちゃう。
資格は、持っていることをみだりに吹聴すると、失敗します。(教訓)