アーティキュレーション

 スコアから作ったパート譜をコンミスさんにみてもらいました。そうしたら、音の間違いが2-3か所のほか、スラーやスタッカートなどのアーティキュレーションの記入漏れを多数指摘してもらいました。もちろん自分でも確認したつもりですが、やはり見落としはあるものです。以前に別の曲でパート譜からスキャンして移調したものでは、こんな漏れはあまりなかったので、ちょっと油断していたのかもしれません。やはり小さなスコアから読み込むと間違いも多いよう。

 その間違いだらけ(?)のパート譜を、いらぬお節介でそれぞれのパートに差し上げました。さすが、ホルン族はすでに書き起こした後。ファゴットなどエキストラを頼まなければならない木管族には喜ばれました。なにしろ自分のパートに加えて、別パートになるし、高音族にとってはへ音の楽譜は読みにくい。人に見せる楽譜は気も使う。一方で、トロンボーンなどの低音族にきくと、inCの楽譜を見ながら、inBの楽器で吹くことに慣れているので、逆にinBの楽譜は読めないのだとか。知らなかった。今回の楽譜は、普段話をすることがほとんどないパートの人たちと、ちょっとした会話をするきっかけになってくれています。

 アーティキュレーションに弱いのは、楽譜だけではなくて、演奏でも露見してしまった。ゆったりとしたピアニッシモのフレーズで、3拍目から4拍目にかけてスラーで音が下がるアーティキュレーションがありました。これができない。3拍目が強くなりすぎたり、スラーが途切れたり。全体練習を何度も止める結果になってしまいました。うーーん。

<合奏練習曲>

  • ベルリオーズ 葬送と勝利の大交響曲
  • メンデルスゾーン 吹奏楽のための序曲