通し練習やらアンサンブル・・

 定期演奏会の練習が続きます。土曜日練習では、客演指揮者を迎えての合奏練習3回目。

新しく配られた曲も含めて、全5曲を通しながらの練習です。これがメチャメチャきつい。ほぼ休みなく吹きづめなこともあるけれど、どの曲も1800年代中期の古典もので、技巧的な難しさよりも、フレーズや和声の進行がポイント。指揮者からもその点を指摘されることばかり。F-durのトニック→ドミナント→トニックの和音進行を感じながら、安定と緊張を演奏し分けるなんて。フレーズの取り方も、各音に子音と母音が入る日本語ではなく、発音しない子音もあるフランス語などのフレーズを意識することだとか。たしかに「ベ・ル・リ・オ・ー・ズ」と「Berlioz」では語感が全く違う。要求されていることはわかるのだけど、それがすぐに実践できるようなら、音楽家になってますな。とはいえ、エキストラを入れて全体の音がそろった合奏になってくると、俄然響きが違う。これがいつものバンドかと思えるほど。この響きの中で、演奏するのは本当に面白い。感じ方は人に教えれられないと、指揮者も言われるが、周りから伝わってくる響きから感じる感動は、やはり新鮮なもの。この感覚を自分の中の感覚と合わせられればいい。とはいうものの、現実は拍がずれたり、指が追い付かなかったりと、まだまだ技術面での練習が圧倒的に足りません。

2時間半ほどの通し練習で、体力的にもかなりきつい。外はかなり寒いのに、リハーサル室は汗が出るほど暑い。本番の緊張の中で、本当に体力が持つのかなあ。楽器も、たびたびスワブを通すものの、左小指のC#/G#キーホールにしばしば、水がたまる。このキーは替え指がなくて、水がたまるとプルプルととんでもない音になる。何とかならないかな。

Huldingungsmarsch_CL1

コンサート曲4曲目のワーグナーの楽譜が配布されました。木管は、スコアのパート段を切り貼りしたA3縦。客演指揮者の方が手作業で作ってきてくださったらしい。さすがに読みづらくて、初見演奏ではなんとか吹いたものの、これで演奏会はつらい。ということで、またまたパソコンのお世話になることに。当然のごとく期待されて、1stクラリネットもあわせて引き受けた。幸い、2/3ndはあわせて作られていたので、実質2パート分。小さなスコアのコピーなのでどうなるか心配だったけれど、600dpiでスキャンしたら、難なく認識できた。197小節だけど、手作業による楽譜の修正もあまり必要なく、1パート2時間ほどで完成できた。日曜日の午前中のお仕事!。なんだか、楽譜の浄書係になってきた。

<合奏練習曲>

  • Overture fur Harmontemusik (Mendelssohons)
  • Trauer-Marsch fur Harmiemusik (Mendelssohons)
  • TrauerSinfonie (Wagner)
  • Huldigungsmarsch (Wagner)
  • Trauer und Triumph Symphonic (Berlioz)

12月25日に招待演奏に行くことになりました。市内の老人ケア施設らしい。クリスマスとあって参加者は少なめ。で、急きょFlとCLの木管アンサンブルを編成することになったものの、事前の合奏練習はわずかに1回だけ。いわゆるぶっつけ本番になりそう。こちらの楽譜もPDFだったけれど、ちゃんとパート譜があったので、印刷するだけ。と思ってたら、Oboeが参加しないので、2曲分のOboeパートをClarinet用に書き換えることに。ついでに、BassonをBassClarinetにも。これらはPDFの品質が良くて、ほぼ無修正で完成。一曲あたり20分ほどの作業でした。(木管アンサンブルのページ)

予定曲

  • モーツァルト/アイネクライネナハトムジーク 第1楽章
  • エンターティナー
  • ラデツキーマーチ
  • シチリアーナ
  • 椿姫より乾杯の歌