本番まで1カ月余りとなり、土曜日夜に加えて、日曜日の強化練習も始まりました。
土曜日は、初めてのエキストラの方も加わって、客演指揮者の下、曲作りです。これがなかなか進まない。フレーズの感じ方だったり、ドミナント(導音)からトニカ(主音)への響きの違いだったり・・。もともと海外のクラシック曲は、日本人にはなかなか理解できない部分も多いけれど、アマチュアメンバーにとっては、それぞれの音楽のスタンスも違うし、当然ながら感じ方もバラバラ。エキストラの人たちも、セミプロもいれば、他のアマチュアバンドやオケメンバーまでさまざま。技巧的には難曲ではないものの、初見で合わせるのはやはり難しい。
<合奏練習曲>
- メンデルスゾーン 吹奏楽のための序曲
- ベルリオーズ 葬送と勝利の交響曲
続いての日曜練習は、会場の都合で、午後から8時過ぎまで。二日続きのためもあってか、練習参加者はちょっと少なめ。エキストラの方もいないので、ややさみしい合奏でした。せっかく、広いリハーサル室だったのにね。ま、その分それぞれの音がよくわかって、音程が不ぞろいだったり、アインザッツの乱れも明白。高音のピッチ合わせは難題です。さてどうしましょうね。
日曜の長時間とあって、小さな子供連れだったり、わずかな休憩時間に受験生の夕食作りに駆け戻ったり、団員の皆さんはそれぞれに工夫と努力をしている。家族の理解や協力も必要だし、女性陣は本当に大変そう。これが市民バンドの苦労するところだけれど、それはその分楽しいことでもある。
練習は楽しいけれど、2日間、吹き続けるのは本当に大変。クラパートは、ほぼ休みなし。全休符どころか、4分休符でもあると嬉しい、という状態。一曲丸々休み(降り番というらしい)があるというサックスパートの人たちには、半分でもいいから分けてあげたい気分。リードも悲鳴を上げ始めて、いつもなら2時間程度は同じリードでもふけるけれど、さすがにへたり始めた。学生バンドのように毎日吹くわけではないし、ゴンザレスリードはバンドレンに比べると耐久力はあるようだけど、4枚それぞれのリードとも3カ月ほど使って来て、そろそろ限界のよう。ぼちぼち、本番に向けて新しいリードを準備し始めることにしよう。
それにしても、一日たっても唇が痛い。こんなので2時間余りの本番が持つか、心配です。
<合奏練習曲>
- ワーグナー 忠誠行進曲
- ワーグナー 葬送の音楽
- メンデルスゾーン 吹奏楽のための序曲
- メンデルスゾーン 葬送行進曲
- ベルリオーズ 葬送と勝利の交響曲
- ワーグナー エルザの大聖堂への行列
- プッチーニ 電気ショック