市民バンドに入れてもらって1年がたちました。
毎週末の練習は、楽しみである半面、「できない」ことへのいら立ちというか、自己嫌悪というか・・・。中学や高校は、いわゆる吹奏楽の強豪校でも何でもないし、大学に至ってはサークルすらなかった。唯一、音楽専攻生らのバンドにちょこっとだけ参加させてもらっていた。それ以来のバンドなのだから。音楽にレベルがあるかどうかはわからないけれど、週1回の練習だけで、クラシック曲を仕上げていくペースの速さには、正直ついていくのがやっと。
それでも日にちだけは過ぎていくので、演奏会まであと2週間になってしまった。いまだに正確にできない(吹けない)パッセージもある。周りに迷惑をかけないように祈るばかり。
土日に練習でも、ちょっとした感覚の違いというか、注意力の欠如がでてしまう。音符や指づかいに気を取られると、息のスピードやタンキングがたちまち乱れてしまう。フレーズの流れを意識していると、指がもつれる、といったありさま。
隣市の市民楽団の演奏会を聴きに行ってきました。本当の目的は、演奏ではなくて司会者のほう。いろいろとお世話になっている方なので、何はともかく駆けつけた。落ち着いた司会ぶりはさすが。ちょっとばかり演出過多かなと思えたけれど、演奏も司会に合わせたような落ち着きぶり。ジャズ風のアレンジや、スタンドプレイの多さは相変わらずだけど。
吹奏楽にもいろんなスタイルがあることがよくわかります。スィウングや、ジャズバンドのような演奏もあれば、クラシックスタイルを貫くところもある。総じて学生バンドは、あれもこれもとやるけれど、若さのパワーで押し切っていく。マーチングドリルなどで個性を出すところもいくつか。一般バンドは、学生ほどの一体感もパワーもないけれど、逆に緩やかで穏やかなアンサンブルが魅力なのかもしれない。そんな演奏会になるといいな。