EC資格

研究会の話題とは少し外れますが、情報系の資格についての話題です。
日本商工会議所が、EC実践能力検定 という新たな資格を創設しようとしています。
http://www.kentei.ne.jp/ec/index.html
これは、従来の知識ベースのみの資格試験ではなく、実務能力の育成を目標としているのとが特徴です。試験内容そのものは、ネットワーク系の基礎知識と、一般的な業務知識からなっているようです。6月に実施される3級は、学生向けというだけあって、相当やさしいようですが、出題範囲はそれなりに広い。資格試験の中核である2級を受けるには、eラーニングと集合研修の受講(もちろん有料)が求められるなど、「実践」ということをかなり意識しているようです。
もうひとつの特徴は、この試験が、ネット試験を取り入れているところ。日商では、電子メール検定ビジネス英語検定での施行も予定しているようです。実施コストや手間の削減もあって、会場を大募集中とか。
WBTやCBTなど、いまどき珍しくもありませんが、さすがに日商ですから、VPNなど先進のセキュリティ対策を施し、そのシステムのパッケージ販売も。うーーん。さすがというべきか、そこまでやる?というか。
3月5日に実施されたスクール対象の説明会では、資格の普及のためもあってか、従来の日商の各種検定を取り扱っているスクールからの出席が多かったようです。なにしろ、育成スクールと講師が普及の鍵でしょうから。
もっとも、気になるのは企業での認知度と必要度。日商なので、中小企業が中心になるでしょうが、このあたりのPR策がどの程度進んでいるのか気になるところです。
いずれにしても、注目の検定資格ではあります。会場校になるかどうかは別にして、認定講師くらいには立候補してもいいかもしれません。ただし、この認定講師になるのにも、東京での身銭を切っての講座受講が求められるなど、ちょっぴり敷居が高い。さてどうしましょうか。