電子黒板は使えるか その2

以前に設置した電子黒板が、ようやく使える日が来ました。
http://joint.aichi-u.ac.jp/mt3/2010/02/22_134003.php
当初の教室から、スクリーンのなかったゼミ室へ移動させ、壁際にそって設置しました。これなら不用意にスクリーンの位置が動くことがないので、プロジェクタの位置を決めやすい。
25人ほどの座席のため、電子黒板の視野にはいりやすく、またゼミ室であるためイスの移動なども容易です。
結果としては、まずはスクリーンの代用としては問題ありません。(当然)
電子黒板としての利用では、映写されたWebページなどに、直接ラインを引いたり、マーカーでかこっての説明ではきました。その他の利用については、あらかじめ教材を仕込んでおくなどの工夫が必要です。いくつものページを事前に読み込んでおいて、黒板に記録しておくなどができれば、いいのだけど、その場での工夫ではちょっと使いこなせない。
教材の作り込みは、電子黒板をつないだまま行わなければならないのが、難点。せめてボードのソフトウェアで、ボードをエミュレーションしながら各種準備作業を行いたい。もしかするとそのような機能があるのかもしれませんが、いずれにしても設置した教室までいって、PCやプロジェクタをすべて接続しないと、コンテンツが作れないのでは困りますね
もう一つ。実際に使う場面では、電子黒板とPCをUSBケーブルでつなぐ必要があります。このケーブルが意外と邪魔。せっかくプロジェクタやPCが無線LANになったり、バッテリで動くようになってきているのに、また新たなコードが!
もともとPCを使う教室では、電源やら何やらたくさんのコードがあるのに、また増えたって感じですね。ワイヤレスタイプにすべきだったけれど、お金が足りなかったから仕方ありません。
そういえば、電子黒板を教室間で移動させるには、結構大変でした。まずキャスターに乗ったままだと高さがあって出入り口が通れない。キャスターから取り外して立てると、今度は持ち手がなくておまけにでかいために、一人で運ぶのは難しい。最後にもう一度キャスターにのせようとすると、これまた一人ではどうにもならない。キャスターへの取り付けフックに遊びが少なく、片方だけ引っ掛けてということができず、両方同時に引っ掛けなければならないのです。これがボード本体が意外に重くて、また持ち手がないものだから大変に難しい。
もう少し簡易に移動したりできるようになっていないと、移動させて使うのも無理がありそうです