必要があって、Webアクセスログを解析するソフトをいくつか試しています。
もちろんフリーのもので、IISやApacheの生ログを解析し、自動でWebページとして表示できるタイプ。
いままでにもいくつか試してみましたが、今回は AwstatsというCGI。これが非常にきれい。
かねてからの懸案だったブログ(MovableType)のページビューも確認できます。解析レポートの中で、アクセスリストをフィルタリングできるのがすばらしいです。
http://awstats.sourceforge.net/
IISの場合、標準のログ形式は、ex070714.log のように日ごとに作成されます。ですが、Awstatsではひとつのログファイルしか読まないようで、ちょっと苦労しました。また一度ログ解析をすると、月別に解析結果をファイルしていくのですが、新しいログ結果があると、なぜかそれ以前のログが解析できないようです。
こららのために、次のような手順を取りました。
1.IISのログを 月ごとにひとつのファイルに結合
これには、簡単なバッチファイルを作成して、月ごとにログファイルを作成しました。
バッチファイル fileadd.cmd
echo > %1.log for /R %%i in ( %1*.log ) do ( echo %%i copy %1.log+%%i %1.log ) |
このバッチファイルを 引数に解析するログの年月をしていして実行
fileadd ex0701
これで、ex0701.log というファイルが作成され、7月のログファイルが結合されます。このファイルをディレクトリ(log)に集めておきます。
2.Awstatsをコマンドラインで実行し、各月の解析を実行
なぜか、別の解析結果があるとうまくいかないので、古いものから実行しました。
awstats.pl -config=awstats.conf -logfile=”log\ex0701.log” |
もちろん、先にAwstatsのインストールを済ませ、動作を確認しておきます。
awstats.confで指定した設定情報のうち、ログファイルの指定だけを、-logfile= で置き換える。
3.AwstatsのWebアクセスで結果レポートを確認
ブラウザから http://xxxxxxx/cgi-bin/awstats.pl? で実行 |
このようなページが表示されます。
ただし、1か月分の解析に相当な時間がかかります。ログサイズにもよりますし、ホスト名の問い合わせなどをするとそれだけでも40%くらい余計にかかるらしい。
1か月分 約20MBのログファイルで、解析には2時間近くかかりました。
壊れているのかと思うくらい。でも気長に待ちましょう。
ついでながら、IISの標準設定では、検索エンジンのキーワードが記録されていませんでした。
ログの詳細設定で、変更できます。これがないと、Awstasの解析レポートがちょっと寂しい。
ログアクセスツールとしては
Visionalist 選択肢に加えてください。
ASPで実現し、月額もPV単位で推移しますが
とても安価に利用可能です。
一度、ご紹介させてください。