またもや父の使っている文豪ミニ7RXが壊れた。
今度は、プリンタ側のエラーで、何を印字しても、ほとんどかすれて判読できなくなってしまった。感熱紙もリボンも同じ。
仕方なく、4度目の宅急便で送ってもらったものの、どこをつついても何も変化がない。電源も正常のようだし。一応、部品とり用に残しておいた同型品から、思い当たるパーツを載せ替えては実験してみたが、結果は同じ。基盤のICチップが壊れたか、あるいはプリンタヘッドそのものか。
どうにもならないので、東京出張ついでに、道玄坂にある中古OAショップを訪ねた。さすがにミニ7はなかったものの、持参したFDが、後継のJX-5500で読み取れることを教えてもらった。でも完動品だと5万円ほどもする。読み取れるだけで、細かい編集などができるかどうかわかないので、さすがにためらった。
で、さっそく某オークションサイトを検索。なんと1000円で購入することができました。
結論からすると、ミニ7のFDDはほぼ完全に再現できました。ただし、半改行だけは一つ一つ、再設定する必要がありました。給紙もカセットだし、毛筆体フォントも内蔵しているし、縦書き編集もできる。さすが後継機。
唯一の難点は、補助フロッピーなるものは入手できなかったので、起動時にメモリの初期ができないという警告が出る。このためか、外字などを作成しても、保存ができない。また電源の起動のたびに、入力モードがかな入力になる。
この2点を除けば、ほぼ完ぺき。とはいえ、この2点は、利用者にとっては影響が大きい。はたして、父が使えるかどうか。なにしろ、半改行と外字を駆使しているから。
ほかにも、表計算や住所録、画像なども使えるのかねえ。FD駆動ではなくなって、内臓のROMから起動するので、動作は速い。
というわけで、とにかく、再び宅急便で父のもとへ。さっそく使ってみているようだけど、さて。
文豪シリーズ