ゴンザレスリード

楽器の修理ができました。折れたバネの交換に加えて、タンポ交換やキーコルクの張替え、上管のヒビもきれいに修復してありました。少しだけキー曲がりがあって、指にあたってしまうところがありましたが、これはすぐに修正。これで、8400円はやっぱり安いです。(お店は名古屋のクラリネットハーモニー

予定より安く済んだので、リードとリガチャも買いました。
ゴンザレスFOFゴンザレスリードリードは、ゴンザレスB♭管用FOFの2 3/4(10枚入りで2900円)。店主曰く、バンドレンは10枚中3枚くらいしか使えないけれど、ゴンザレスは全部使える。音も響くし、長持ちするという。リードの厚みはどれも同じだけど、1/4刻みで柔らかさが違うのだとか。確かに良く響く。吹きやすいし、音程も安定しているよう。バンドーレンの3相当の2 3/4(2.75)だけど、なじむに従ってやや柔らかすぎる(鳴りすぎる)ようにも思えるから、1段階硬めでもいいかもしれない。
合奏練習中に、パートの人にも試してもらったけれど、みんな吹きやすいと好評。

リガチャーケース?ハンドメイドリガチャリガチャは、お店のオリジナルハンドメイドなんだとか。逆締めの2本ネジだし、ゴールドメッキのせいか、やたら大きくみえる。でも確かに明らかに音が違う。自分にはちょっと明るすぎる気もするものの、とにかくよく響く。低音から高音までタンキングにも反応が良く、粒の揃った音がする。

問題はリガチャーが大きくて、クランポンのキャップがちゃんとはまらない。リードを固定する部分に4つの突起があるのだけど、これでリードが少しへこむし、ネジが少し硬くて、強く締めるとマウスピースに傷が付いてしまう。まあ、気にならないレベルかな。
まだ2日だけだけど、クラリネットパートの人に音が違うと驚かれた。リードのせいもあるけれど、リガチャを変えるだけでこんなに音が変わるなんて自分でも驚きです。

このリガチャは、プロ奏者のアドバイスのもと、なんとアイシン精機の技術者が一つ一つ手作りしながら、改良したのだそう。たしかにブランドも型番も刻印されていない。ケースは、タッパー。これで7800円は、高いのか安いのか。

スタンドクラリネットスタンドついでに買ったスタンドも、お店のオリジナルで作ったのだとか。さっそく今日の公演で活躍してくれました。組み立て式で軽くて小さいので持ち運びもラクチン。これで980円。プラスチック製だけど、あたらしく型を起こしてつくるなんて、これはもうなんと言っていいか。(完全に店長の趣味の世界です)

結局、修理代金より高くついた買い物だけど、明らかに音が変って、満足です。

しばらく使い込んでみます。