大学の吹奏楽団合宿に行ってきました。3日の合宿のうち半日だけだけど、楽しい午後でした。
遠方からOBたちも応援に駆け付けてきて、体育館での即席合奏練習に参加してくれました。合奏に先立っては、現役生たちによるマーチングドリルがあり、またパートごとのOBとの懇談会など、きちんと計画されたスケジュール運営でした。受付では、参加するOBたちの名札まで準備してあり、一人ひとり玄関先で出迎えては会場まで案内するなど、演奏以外での運営はさすが大学のサークル活動です。もちろん、手作りのパンフレットもあって、準備は大変だったろうなと思います。
音楽面では、部員数が減少してフルートもクラリネットも一人だけという危機的な状況でしたが、1年生を11名確保することができて、なんとかコンサートバンドとしての活動が成り立ちそうです。初心者も多くて、技術的に高度なことはできませんが、短期間で上達していく様子を見ていると、若さってすごいなと思います。
高校まで部活動をやっていても、大学では参加しない学生も多いようです。あまりに厳しすぎる反動なのかもしれません。音楽でも、同じ曲ばかりそれこそ暗記するほど練習したり、コンクールでの成績一辺倒で、吹き真似だけしていたり、などという話も聞きます。基礎練習は大切だけど、あまりに画一的な練習では、楽しさの前に嫌になってしまう。
先日、大学の応援団サークルが団員不足に悩んでいるとの新聞報道がありましたが、体育会系ならずとも、日々の練習や活動が厳しい(?)サークルには、なかなか部員が集まらないようです。音楽に限らず、楽しさの前にはきちんとした練習や、仲間との切磋琢磨が不可欠だし、先輩などとの礼儀なども大切なのだけど、それが嫌われているとしたら、本当に残念です。