昨日、所属している吹奏楽団の演奏会でした。
アマチュアにとっては、数少ない発表の機会ですが、日ごろの練習成果など恰好のいいことばかりではなく、とにかくまともな演奏をすることだけです。その結果はどうだったか。致命的な失敗はなかったけれど、細かなミスもいくつかあったし、練習でできなかった箇所は、本番でできるはずもなく・・・・。せっかくのメロディラインも、やっぱりEの音が出ず、途中で断念してしまいました。リードのせいなのかなあ。(そんなことはあり得ない。全部自分のせい)
あいにくの雨模様で、演奏会の始まるお昼頃にはかなりの本降り。仕事柄というか、チケットを差し上げた方たちは、みんな豊橋やら春日井やら遠方の方ばかり。演奏中は目も悪いし、楽譜を追いかけるのに必死だからわからなかったけれど、来ていただけた様子。雨でずぶぬれになったとそうで、これにも大変申し訳なく…。
演奏会にも600人もの方が来ていただけました。当日券を購入してという方も相当数あったそう。ありがたいことです。
前日お昼からのステージ作りや受付周りのセッティング。打楽器の搬入からゲネプロ。そして当日朝からの通し練習と2日間は演奏会尽し。中にはテスト期間中の高校生団員もいて、合間には楽屋で勉強したりと、それぞれの事情の中で準備してきました。
トラで来ていただいているプロの人たちの音を聞くと、なんと自分の音が情けないかよくわかる。低音から高音まで、同じ音の粒というか甘く太い音が響く。指が回るのはともかく、あの音の柔らかさはさすがプロ。思わず「どうすれば」と聞くと、スケールとアルペジオを地道に繰り返すことという、至極当たり前の返事。そりゃそうだ。つまらないけれどやるしかないということらしい。
セミプロのようなアルトクラ吹きによれば、アルトクラのペグも自作したのだとか。取り付け金具だけは楽器屋で購入したけれれど、ベルへのロウ付けは自前。ペグ自体もチタン棒を量り売りで購入して、手のこ!で切断し、グラインダーでしあげたという。いくら仕事が自動車関連の金型加工だとしても、凄すぎる。いくらなんでも楽器にロウ付けする度胸はない。せいぜいタンポとコルク交換くらいだけど、それさえもなかなか手出しが難しいのに。
皆さん本当に立派です。