第2回研究会は、無事終了しました。
参加者:蒋、中尾、斉藤、湯川、龍、林、学生3名、生協、センタスタッフ 計10名
情報メディアセンタの水谷係長より、ネットワーク技術の最新動向とNetworld+InreopTOKYO2003の取り組み紹介、愛大情報ネットワークの概要説明がありました。そのあと、持参した各自のPCなどを使って、無線LANの接続実験を行いました。
会場の523教室の電波が少し弱く、接続がやや不安定でしたが、無線LANアダプタを内蔵したToshiba製、Sony製、外付けのMelco製アダプタを利用して、Sony製、National製の接続に成功。今回は、いずれもWindowsXP ProもしくはHomeEditionでしたので、設定は比較的スムーズでした。
参加した学生さんからも、これくらいなら、手順書を見ながら、何とかできるとの意見。
もっとも、ノートパソコン自体を所有していなかったり、持ってくるにも大きくて重いA4サイズのマシンでは、活用場面もがぎられるとのもっともな意見も。大学に多くのマシンが設置されていることから、必要性が低いということが大きいのでしょう。
質疑応答の概要
Q1,WinCEなどのPDA,MACでの対応は?
WinCEは、Cicscoの機器が対応しておらず負荷。MACも同様であるが、extreamであれば接続が可能との情報もある。(名古屋校舎で確認済み)
内臓無線チップよりも、外付けのPCカード(メルコ製 WLI-CBシリーズ)などが安定している。今後、確認検証と推奨リストの公表をしていく。
Q2.無線LAN利用上の留意点
無線LANは基本的に盗聴の危険が高く、暗号化、認証は不可欠。街中だと無認証で接続できることも多いが、当然、無断使用に当たるし盗聴やハッキングの可能性が高い。
自分の身は、自分で守るとが第一。
Q3.学内の無線LANセキュリティ対策
システム的には、無線LANのルータで不必要なポートをブロックすることは可能。パケット監視によるウィルスの自動感知や該当ユーザへの自動告知は、今後の課題。
モラル教育は、情報教育の基本。パスワード有効期間の設定や、e-learningなどを活用したテストなどによるポイント制、これらを組み合わせたアクセス制限などを検討すべき。
あわせて、生協さんより、今年度の無線LANカード販売数が200をこえていること。過去、3年間のノートパソコン販売数が700に達していることなどが紹介された。つながる環境を準備すれば、学生たちはつなぐ状況になりつつあることが確認された。