ある学生さんから、情報関係の資格を取りたいので、勉強会をしませんか、と申し出がありました。
情報系の資格は、それこそ雨後のたけのこのように、たくさん出てきているので、何を選択してよいのかさえ、わからないい状態のようです。我々の時代であれば、旧通産省の情報処理技術者試験(それも第2種のみ)がターゲットでしたし、それも学生時代に狙らえる人は多くありませんでした。自分自身も、会社に入ってから、はじめてコンピュータの基礎を学習し、10月試験を受けたのでした。
現在でも、情報系の企業などで評価の高い資格としては、やはり情報処理技術者試験が筆頭のようです。しかし、初級シスアドなどユーザ系のものと、基本情報などシステム系のものが混在しているためか、かえってその後の高度情報へのパスが描きにくいようにも見えます。企業などでも、CiscoやOracleなどのベンダー資格に注目しているところも多いようです。ベンダーが自社製品を扱う企業ユーザに推奨していることもあり、各システムハウスは受注獲得のため、ベンダー資格を取らせる傾向にあります。
では、学生段階で、狙うべき資格は何でしょうか。
結論としては、自分の勉強なのだから、何でもよいというのが私の持論なのですが、あまりに無責任なので、学生たちと共同で勉強会をすることにしました。教職を目指す学生を含め、資格に挑戦すること自体が将来のキャリアにつながり、かつ、そのための教材を自ら作る力を養うことも考えてみたい。
自分の担当が、たまたま3つのキャンパスに分かれている学生たちのために、手始めに実験を始めているSNSをベースにして、何を狙うか、オンラインディスカッションするところからスタートしてみましょう。