USBメモリ U3規格

日経パソコン誌のコラム「勝谷誠彦のそれゆけ!電脳男」で紹介されていた、U3規格対応のUSBメモリを購入してみました。

MF-UU201GWH 1GB
オープン価格(実売 6,000円程度)


これが秀逸。
U3規格というのは、米国U3 LLC社が提唱するUSBフラッシュメモリを使ったハードウェアとアプリケーションソフトの統一プラットフォーム.。対応するアプリケーションをはじめ各種設定やプロファイルといった、個人の作業環境をそのまま持ち運ぶことができるというもの。
早速試してみたところ、SkypeやOpenOfficeなどのアプリケーションがインストールできました。外出先などで借用したPCに指すだけで、Skypeなどのアプリが使える。これは感動ものです。
付属のソフト(Migo for U3)を使うと、デスクトップやマイドキュメント内のファイルも持ち出せる。帰宅して再度自分のマシンにつなげば、同期される。Windows95が出たときに、同じような機能が実装されていましたが、あれより使いやすそう。
欠点は、USBメモリとしての認識に時間がかかること。約1分程度ですが、待っているのは結構長い。
アプリケーションや履歴などの痕跡を残さないということのようですが、USBを取り外す手順をあやまると、レジストリに残ってしまうことがあるようです。まあ残骸レベルですが。
ELECOM以外にも、ハギワラコムなども対応製品を出しているようです。たまたま出かけたお店では、ハギワラコムの製品は、256MB程度の容量(ただし、Skypeがインストール済みで、小さなヘッドホンが付属)しかなく、ELECOM製を購入しました。
個体のせいかもしれませんが、スライドタイプのカバーがやたらに硬く、あけるのも閉めるのも一苦労する。もっとも閉めても、端子は露出しているので、あまり閉める理由がなさそう。
U3対応のアプリケーションは、自作もできるようですが、いくつかリストアップされています。ネットにつながないとダウンロードできないのは仕方ないとしても、もう少し実用的なアプリが増えるといい。レジストリへの書き込みを、USBメモリ内にファイルでおいて、起動時に読み込むだけのようなので、案外かんたんに作ることができるのかもしれません。
それにしても面白いものができてきました。
学生さんなどが、共有のPCで自宅マシンの個人環境を使えるのは、すばらしい。久々のヒット商品です。