授業での利用

ようやく授業で使い始めました。
対象講座は、教職課程の「授業コミュニケーション論(情報)」。
いわゆる教科教育法の基礎講座です。今年は、12名の学生がいます。
いずれも経営学部の2年生。情報コースばかりではないので、本人たちの情報リテラシーは、ややばらつきがあります。さすがにメールなどには不自由はないものの、exCampusの履修登録操作などでは、やや戸惑いが見られました。

使い始めてのつまづき

具体的には、以下の意見が出ました。
(1)ユーザ登録画面において、必須項目がわからない
(2)ユーザ登録に不備があった場合、「戻る」で戻るとすべて再入力になる
(3)メールアドレスが長い場合すべて画面表示されない
(4)最初のログイン時にエラーがあった場合、なにが間違いなのかわからない
(5)ログイン後、まずなにをしたらいいのか、わからない
(6)全体的に文字が小さく、読みづらい
(7)ログインIDがメールアドレスのため、携帯アドレスなど長い場合には、入力が大変
情報の先生になろうとする学生で、ですから、たとえ院生や社会人であっても、Web画面のガイドには、もう少し配慮が必要かもしれません。

動機付け

ともかく、授業での利用が始まりました。
次なる問題は、このサイトへのアクセス動機付けです。メールマガジンによる配信はあるものの、掲示板やニュース投稿が定期的に続けないとなりません。当面は、教員自ら、あるいはTA、積極的な受講生などによる意識的な書込みが必要でしょう。
くわえて、携帯メールで受信している場合には、あまり長いメールマガジンは読みづらい。

資料閲覧と課題提出のツール

資料ファイルの配布は、確かに有益かもしれません。課題提出においても電子ファイルでそのまま可能です。ただ、課題として提出した場合、それを閲覧できるのは、教員のみ。それぞれのファイルを相互に閲覧させることはできない。
いわゆるコラボレーションで、共同作業の元にディスカッションをするには、掲示板システムによることになります。このあたりの運用を、教員が」適切に使い分け、学生たちをリードする必要がありそうです。
いわゆる対面授業を基本にしている場合、exCampusをどのように位置づけるかにかかわってくるということです。資料配布や課題提出などの補助ツールとするか、欠席者への補填手段とするのかによっても、大きく異なります。
ツールは機能よりも、目的です。当たり前ですが、今一度考えさせられました。