ソーシャルネットワーキング

MIXIなどのソーシャルネットワーキングシステム(SNS)が盛んです。当初は、アメリカで30代から40代の男性ビジネスマンを中心に、仕事上のパートナーを見つける目的で広まったということらしいです。が、昨年あたりからは、個人での利用が広まり、新たな出会い系システムか?と騒がれました。
最大級の利用者があるというMIXIでは、いくら実名の招待制とはいえ、300万人もいれば、実名の意味は薄れています。そこに何を求めるか、ということにおいても、一般のネット上にあるブログと、あまり変わらなくなっているように思えます。共通のプロフィールフォーマットがあるので、これを手がかりに友人知人を探したりできることくらいでしょうか。学生たちにも、大勢、利用者がいるようです。

これを学内に持ち込んで、あらたな学習コミュニティが作れないかと考えています。狭い大学内に限定する必要はありませんが、あまり拡大してしまうと、大学が運営する理由が薄れてしまう。ということで、当面は、学内や関係者に限った運営をしています。
ウェブキャンパス http://webcampus.acplanet.jp/
システム自体は、協力いただいている企業のサイトにおいています。
4月から運用を始め、部分的な改修を行いながら、ゼミ学生たちのコミュニティや、学友会役員コミュニティなどが立ち上がってきました。ゼミコミュニティでは、卒研の中間発表コメントや読書ノート代わりにも利用し、互いの研究交流にも少しずつ活用され始めています。

教育を目的にしたコミュニティとしては、
国立情報学研究所が情報共有・e-ラーニングの基盤として開発したNetCommons http://www.netcommons.org/
内田洋行が運営する 学びの場.com http://www.manabinoba.com/
などがあります。これらは、児童生徒よりもどちらかといえば、教師や親の交流が目的のようです。
もっと、学生主体の参加型コミュニティを構想しています。狭い意味でのe-learningではなく、よりオープンな形式で、かつ、学習を目的としたコミュニティを作っていきたい。
企業などで利用が増えている社内ブログや社内SNSも視野に入れながら、学生と教員による教育コミュニティとしての学内SNSを目指しています。