学生たちのノートPCを学内の無線LANに接続しようとしています。これがつながらない。
従来の?WindowsXPマシンだと、電子証明書のインストールと暗号化などの簡単な設定をすれば、何の苦もなくつながるのですが、新しいWindowsVistaでは、問題なくつながるマシンもあれば、散々設定をいじくり回しても原因がわからず、あきらめかけたときに、ふっとつながるものまで。おなじ型番の機種でも、またVistaのいくつかのバージョンでも、共通性がない。
原因がわかりません。
※Vistaのバージョン Home Basic , Home Premium , Bussiness , Ultimateなど
※試行したPCメーカ Panasonic , SONY VAIO , Fujitsu , NEC , Sharp , DELL etc.
機種はさまざま
Vistaマシンで試行錯誤したのは、次のようなこと。
1.) 802.1xルート証明書のインストール
Windows標準ツールのMMCでインストールするのだが、ローカルコンピュータだけではなく、現在のユーザにも、「信頼されたルート証明機関」に証明書をインポートする。XPマシンでは、両方にインストールされている。
※MMC:Micrsoft Management Console・・・「スタート」の検索かファイル名を指定して実行に、「MMC」と入力して実行する
スナップインの追加で、証明書をローカルコンピュータに追加。「信頼された証明機関」にルート証明書をインポート。
2) Vistaマシンの802.11aを無効化
Vistaマシンの多くは、無線LANアダプタに802.11aや802.11nをサポートしている。学内のネットワークは、11b/gなので、これを無効化してみた。Panasonicマシンでは、タスクトレイのアイコンから無効化できるものもある。他メーカーは、デバイスドライバの詳細設定から無効にする。
3)ノートPCの無線LANスイッチのOn/Off
機種によっては、ハードスイッチのあるもの、キーボード上のFnキーでOn/Offできる。これを操作してみる。省電力のためか、工場出荷時にはOffになっているものも多く、またスイッチ自体が大変小さくどこにあるのかさえわかりにくい。機種によっては、ソフトスイッチのものもある。On/Offのインジケータがあればいいのだけど、これもあるものもないものも。結局、Windowsのデバイスマネージャなどで一つ一つ確認するしかない。
おまけ
BTO販売のDellでは、キーボード上に無線LANスイッチキーがあっても、無線LANカードが内蔵されていない(オプション扱い)の機種があり、PCMCIAなどの外付けカードが必要になる。2006年出荷分からDellのノートPCでは、PCICMAカードスロットに代えて、Express Cardスロットを装備している。これは従来のカードとは互換性がない。互換性のない後継規格って一体何? 仕方がないので、USBタイプのLANアダプタを探すことになります。