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アーティキュレーション

 スコアから作ったパート譜をコンミスさんにみてもらいました。そうしたら、音の間違いが2-3か所のほか、スラーやスタッカートなどのアーティキュレーションの記入漏れを多数指摘してもらいました。もちろん自分でも確認したつもりですが、やはり見落としはあるものです。以前に別の曲でパート譜からスキャンして移調したものでは、こんな漏れはあまりなかったので、ちょっと油断していたのかもしれません。やはり小さなスコアから読み込むと間違いも多いよう。

 その間違いだらけ(?)のパート譜を、いらぬお節介でそれぞれのパートに差し上げました。さすが、ホルン族はすでに書き起こした後。ファゴットなどエキストラを頼まなければならない木管族には喜ばれました。なにしろ自分のパートに加えて、別パートになるし、高音族にとってはへ音の楽譜は読みにくい。人に見せる楽譜は気も使う。一方で、トロンボーンなどの低音族にきくと、inCの楽譜を見ながら、inBの楽器で吹くことに慣れているので、逆にinBの楽譜は読めないのだとか。知らなかった。今回の楽譜は、普段話をすることがほとんどないパートの人たちと、ちょっとした会話をするきっかけになってくれています。

 アーティキュレーションに弱いのは、楽譜だけではなくて、演奏でも露見してしまった。ゆったりとしたピアニッシモのフレーズで、3拍目から4拍目にかけてスラーで音が下がるアーティキュレーションがありました。これができない。3拍目が強くなりすぎたり、スラーが途切れたり。全体練習を何度も止める結果になってしまいました。うーーん。

<合奏練習曲>

  • ベルリオーズ 葬送と勝利の大交響曲
  • メンデルスゾーン 吹奏楽のための序曲

楽譜の間違い

 スコアから起こしたパート譜で、いくつか音の間違いがありました。チェックしたはずなのだけど、単音だけで見ていると、和音の動きまではわからない。参考音源を聴けば、パートの音の間違いがわかるのが本当なのでしょう。どうも自分の耳が信用できない。

 でもまたまた調子にのって、アンコール候補曲のパート譜つくりをすすめてます。木管パートに続き、金管パートもほぼ修正が完了。ティンパニまではともかく、ドラムパートは音符が異なることもあって、まだ手つかず。263小節の曲はどのパートも同じはずなのだけど、長休止などもあって五線譜の間隔を調整したりして、ようやくパート譜ができる。結構いろいろ手直しする部分があって、見るたびに変更する箇所が出る。さらに実際に印刷してみると、音符が小さく(五線譜が狭い)て見づらかったり、スラーやスタッカートの表記が見えなかったりする。
 これらのパート譜の一部を団のメンバーにも見てもらって、また修正です。

 肝心の合奏練習の方は、なかなかパート内の息が合わず、音色も統一感がない。まだまだ目の前の楽譜を追いかけるのが精一杯で、とてもそこまで気が回らない。ピアノがピアノに聞こえないとの厳しい指摘を受けました。16分や32分のパッセージがなくても、いや、ゆったりとしたメロディーだからこそ、一つ一つの音作りが大事になってくる。わかってはいるのだけど・・。

<合奏練習曲>

  • メンデルスゾーン 葬送行進曲
  • ベルリオーズ 葬送と勝利の大交響曲

再びスコア

 土曜日の練習で、演奏会用のアンコール候補曲が配布されました。各パートごとにUSBメモリで・・。

電子化もここまですすんだのかと思いきや、配布されたのはスコアのPDFファイルだけ。それもA4サイズの原稿を、見開きでA3サイズにスキャンしたもの。画質も高いとは言えず、これを写譜するのは相当に骨が折れそう。原譜は、20年前の音楽雑誌の付録。いくつかの公立図書館や大学図書館の所蔵を調べてみたら、愛知県立芸術大学が所蔵していることはわかった。でも雑誌本体はあっても付録まで残っているかわからない。

ということで、再びスコアの電子化作業に挑戦することに。

  • まずA3サイズのPDFファイルを、A4サイズに分割。
     これには、Acrobat(V7)の印刷機能で、「大きいページを分割」を使い、A4サイズのPDFに出力。PDFのトリミング
  • このA4サイズのPDFから、トリミングする。
     全パート(1ページごと)を出力すると、スコアスキャナ側がメモリ不足なのか、ハングアップするため、上下に2分割して、木管と金管にわけることに。
     これはいくつか試行錯誤した結果、やはりAcrobatのイメージ出力機能を利用した。「ツール」「高度な編集」「トリミングツール」を選択し、出力する楽譜の範囲をドラッグで指定したあと、Enterキーを押すと、トリミングの詳細が設定できる。全ページがほぼ同じ位置なので、ページ数だけを設定する。これでトリミングが完了。
  • つづいて、イメージ(jpgファイル)に分割出力。PDFのJPEG出力
    ファイルメニューから「名前をつけて保存」を選び、出力形式をJpegにする。このときに詳細設定ボタンで、解像度を指定できる。今回はスコアで五線譜の高さが5mmほどしかなく、推奨解像度にはかなりの高解像が必要だったたため、250px/cmi程度になるようにした。これで全ページのトリミング画像が出来上がる。
  • 楽譜浄書ソフトで読み込み、楽譜を認識させる。
    今回はKAWAIのスコアメーカーProV5を利用させてもらった。OSがWindosXPのせいか、メモリ不足と思われるトラブルでたびたびハングアップしてしまった。木管と金管に分けたとはいえ、解像度を高めるためにファイルサイズが大きくなり、全30ページ弱のスコアは一気に読み込めない。結局、読み込むページ数を15枚程度にして、なんとか読み込めた。まだよくわからない操作があるが、なんとか読み込み完了。あとは原譜を確認しながら、画面上で楽譜を修正していく。
    分割されたファイルを一つにする方法がよくわからなかったので、前半のファイルの最後に、後半分の空白小節を作成しておき、この範囲へ後半ファイルの全小節をペーストすることで完了。

文字で書くと簡単だけど、適切な解像度の求めたり、分割したファイルをひとつにしたり、楽譜を手作業で修正したりと、結構な力技(という時間)が必要だった。試行錯誤で相当時間をロスしてしまったため、木管部分に約2日間。金管も1日程度かかかりそう。スコアができたら、これをパート譜に出力して、ページ数などを調整し、ようやく印刷できる。

演奏会まで3ヶ月あまり。アンコール曲どころか、まだ全部の楽譜がそろわないし、メインの大曲は難曲。当然、運指練習もうんとしなければならないのに、楽譜がなければそれもできない。アンコール曲の合奏はまだ先だろうけれど、ほかのパートはどうやって楽譜を準備しているのかなあ。


演奏会用スコア

3月の定期演奏会に向けての曲選びと練習が始まりました。その候補曲のひとつが、メンデルスゾーンの「葬送行進曲」(作品番号103)。もともと吹奏楽用に作曲されたらしいのですが、どこにも出版楽譜がない。ところが、Webにはこんなサイト(IMSLP / Petrucci Music Library)もあるのですね。いずれも著作権の切れた楽譜を画像やPDFファイルとして公開しているのです。驚き!IMSLP

で、めでたくスコア楽譜は入手できたものの、1836年の作曲ということもあって、もともとの編成が今の編成とあわない。サックスは入っていないかわりにバセットホルンやコントラファゴットなどがある。クラリネットやコルネットなどはinCやinFになっている。このスコアから、各パートごとに割り振り、さらに移調しながらパート譜を起こすことになりました。短いとはいえ120小節ほどもあり、いやあ、これは結構大変。

それで、以前にも試したKAWAIのスコアプレーヤーの上位版である、スコアメーカーFX4 Pro(体験版)を使ってみることに。これがすごい。スコアメーカー

さすがにPDFそのままではできないけれど、スキャナで読み込んだipegやgif画像を楽譜に変換してくれる。今回はPDF楽譜(実際はイメージ)をjpegにエクスポートし、これを使いました。結果的には何とかできましたが、元となる画像の解像度が低く、かなりの部分は手入力する羽目に。それでも、全体の構成やパート割などは、スキャン画像を元に結構、手早く完成できます。パートごとに音色を割り当てて内臓のシンセで音を出すことができるため、目視だけではなく耳でも楽譜を確かめられる。また当然ながら、出来上がったスコアから、各パート譜を書き出せるし、移調もワンタッチ(実際はスラーや強弱・曲想記号の位置調整がいる)でできる。

またせっかく完成した楽譜の音源を、PCで演奏するだけではなくWAVEで保存できる。聞いてみると、まだあちこち和音がおかしい。また修正です。

TRAUER-MARSCH_fur_Harmoniemusik(MP3  4.8MB)

いやあこれはすごいソフトです。

惜しむらくは、価格が高いこと。定価では6万円ほどもする。ちょっと個人では手が出ないですね。でも欲しい。

もっともまだまだいろんな機能があるみたいで、2週間くらいの体験版ではよく分かりません。


クラシック編曲

吹奏楽では、マーチやコンクール課題曲などのオリジナル作品のほかに、いわゆるクラシックのオーケストラ曲を、吹奏楽用に編曲したものを演奏することがある。当然、絃のパートはクラリネットやサックスなどが担当することになり、元の調性によっては移調楽器はシャープやフラットばかりの楽譜になる。加えて、絃の表現を念頭に作られているから、アップダウンボーやピチカートの表現を管楽器で再現することも必要。これは難しい。
絃に比べて吹奏楽器は、見た目での面白さにも欠けるし。でも音楽としての面白さは、長年演奏され続けてきているクラシック曲は、さすがです。演奏していても面白いし、たぶん聴いている方も同じかな。耳になじんだメロディは、やっぱり美しい。

移調楽器は便利なこともある。クラリネットならinB(ソプラノ)のほかにもinEs(ソプラニーノ)やAもあるし、inCもあるらしい。高校生のころ、どうしても必要でinBクラとオクターブ低いBassクラリネットを曲中に持ち替えたことがあった。展覧会の絵のプロムナードだったけれど、比較的長いソロがあって、緊張したなあ。当然、パートの複数の楽器を演奏中に持ち替えるのは、普段からの練習や楽器の調整、ピッチ合わせなど難しいことが多い。当時はそんな余裕もなかったけれど、機会があればまたやってみたいな。もっともEsクラリネットは個人購入するには結構高い。どこかで中古でも手に入らないかなあ。

楽器持ち替えは少人数のバンドでも苦労しているところは多いけれど、わずか7人の中学生で見事な演奏をしているスクールバンド(島根県大田三中)もある。すでに卒業してしまっているようだけど、せっかく練習した楽器はまだ続けているのかな。

<合奏練習曲>

  • 知立は知立
  • エグモント序曲
  • 東北地方の民謡によるコラージュ

連休中の練習

週末は3連休の初日。夏休みも近い上に、降り続いた大雨も何とかひと段落。

家族連れの皆さんは、いっせいに行楽に出かけたのでしょうか。
たまたま、らしいのですが、土曜日の練習は、欠席が目立ちました。なかでも、クラリネットパートは、6名中4名がお休み。出席は3rdの新人2人だけという寂しさ。エクストラの1stが一人来ていただけたので、なんとかメロディは出ましたが・・。
日ごろの練習でも、家庭のあるお母さんたちは大変のはず。夕食の支度などもあるはずなのに。たまの連休の初日なのですから、家族でお出かけというのも仕方ないでしょう。

とはいえ、本番は一週間後。
合唱とあわせるYELLの譜面差し替えがあり、繰り返しの追加なども指示がありました。わずか4小節ですが、全パートにinCの楽譜を配り、すぐさま、移調しながらの合奏。繰り返し位置の変更などもあって、あわせたのはわずかに2回。
これで来週大丈夫なのかな。

ところで追加の4小節は、切り貼りで楽譜に貼り付けることになりましたが、いつかのScoreMakerで書き換えに挑戦してみました。ただ、体験版のため試用期間が過ぎ、フル編集機能は使えなくなっていました。フリー版のScorePlayerでは、音符を書くことはできるものの、繰り返し記号や練習記号などを追記することはできません。

それでMusicScoreProという別ソフトの体験版を利用して、追加楽譜を書いてみました。
この体験版は期間の定めがない反面、ファイルの保存ができない! 編集機能面では、繰り返し記号や練習記号を書くことはできましたが、慣れないためかあまりスムーズにはかけませんでした。4小節くらいなら何とかなりますが、大きな楽譜などではちょっと無理かな。ただ、このソフト、体験版にもかかわらず、同梱アプリで楽譜のScanができる。この楽譜Scanと認識は、ScoreMakerなどと比べると若干精度が落ちるように思われるものの、そのまま保存ができる。独自形式のため、他のソフトでの利用編集はできないのが残念!

楽譜浄書ソフトには、フリーのものもあるようだけど、市販楽譜をScan認識できるものは見当たらない。MusicScoreのように体験版でScanできるものはありがたいけれど、形式が違うと相互利用ができない。この点、ワープロ文書などのように共通フォーマットのの普及が望ましいです。市販の最新ソフトではXMLでの互換性が図られているようですが、まだだまです。

<合奏練習>
 Candeed
 たなばた
 龍馬伝テーマ
 YELL
 ANNIE


スコアプレーヤー

スコアプレーヤー
スコアプレーヤー

ふとしたことから、パソコンで楽譜を清書(浄書)するソフトを見つけました。

KAWAIのスコアプレーヤーFXというソフトで、なんとフリーソフトとして公開されています。これは素晴らしい。
5線譜の上にマウスで音符を載せていくと、きれいな楽譜ができあがる。音を鳴らすこともできるので、音程などのチェックもできる。なにより助かるのは、楽譜を簡単に移調できること。これは便利。

もちろん高度な編集や作曲には、上位版のスコアメーカーFX4 Proが必要かもしれません。こちらは高価(6万円ほど)だけあって、吹奏楽などのフルスコアを書いたり、そこからパート譜を書きだしたり、HTMLやXMLでエキスポートしたりとか、とにかく多彩。体験版を試用しただけですが、その機能の豊富さと、直観的な入力インタフェースは魅力的です。それに、スキャナで市販楽譜を読み込んで、簡単に移調したり、編集できるのは本当に素晴らしい。
スラーや強弱記号なども、ほぼスキャナで読み込んでくれるし、元画像と比較しながら楽譜の編集ができるのは、テキスト文字のOCRソフトと同じ操作性だし、なじみやすいインタフェースです。

体験版だと、15日間しか使えないし、印刷面に大きく「体験版」の文字が出るけれど、ファイルは保存できる。保存したファイルは、そのまま先のスコアプレーヤーFXで読み込めば、簡単な編集をしたり、印刷もできてしまう。15日間の間に、必要な楽譜をスキャンしておいて、あとでスコアプレーヤーで編集なんて、こともできる。Moderatoなどの曲想記号は読み込んでくれないけれど、強弱記号を読んでくれるのはうれしい。
いやあ、すごいです。

楽譜作成ソフトとしては、Finaleというソフトが定番らしいのだけど、いかんせん、こちらも高価。たしかにあらゆる楽譜作成ができるし、利用者も多いらしい。これのライトバージョンであるPrintMusicを試用してみましたが、ちょっと高機能すぎるのと、慣れないためもあってか、操作が分かりにくい。ヘルプを頼りに試行錯誤すること数時間。何とか作成はできましたが、体験版では保存ができない!。ほかにも体験版のせいか、いくつかの機能が動かないこともあったり、楽譜の段数指定や1段の小節数などが思う通りに行かなかったり。連符の処理はどうしてもわかりませんでした。またMIDI音源のせいなのか、楽器の音にもちょっと違和感がありました。外国製のMac版を基にしているようで、ところどころ意味がわからない箇所も。(ControlOptionキーなんて言われても・・・)。
スコアメーカーと比較しても、認識機能や音符の自動処理で、スコアメーカーのほうがわかりやすい。PrintMusicでは、強弱記号や小節区切りなどを再現するのに、苦労してしまった。

普段、文字ベースのパソコンソフトを使うことがほとんどだけど、楽譜や音楽の世界でもパソコンは活躍しているのですねえ。あらためて感心してしまいました。以前は手書きで書き写すしかなかったので、移調のときに音を間違えたり、パート譜を作るのも大変な作業でしたが、本当に簡単に、そしてこんなにもきれいにできるなんて。
作曲はできないけれど、楽譜作成のソフトがほしくなってしまいました。