語学学習用のポータブルICプレーヤ TalkMasterを試してみました。
http://suntac.jp/voicelab/tm2s/tokucho.php
これがよくできている。

内臓メモリは128MBながら1GBまでのSDカードが使え、AM/FMのラジオをタイマー録音できる。
加えて、内臓マイクで音声録音できるし、小型ながらスピーカーもある。(音はひどいけど)
バッテリの持ちもいいみたい。
語学用というだけあって、再生スピードを4段階に調整できたり、ワンタッチでリピートできたりと、機能は豊富。


欠点はというと、ラジオの感度がちょっと弱い。AMはオプションのループアンテナをつけると改善するけれど、FMや電車の中などでは、ちょっと雑音が多い。都会ならいいのかも。
胸ポケットに入るほどの小型だけあって、押しボタンが小さくて、慣れるまで迷うことが多い。SDカードもなぜかPanasonicの8MB(今時ありえない)は認識できませんでしたが、これはご愛嬌かな。
それでも、PC(WindowsXPやVista)につなぐと、外部USBメディアとしてすんなり認識するし、内臓メモリ128MBだけでなく、SDカードもそのままアクセスできるから、ファイルのコピーや移動も簡単。フォルダも10階層までできるらしい。なんとフォルダやファイル名に日本語も使えた!!(当たり前だがTalkMaster単体では日本語入力は無理。ラジオなどからの録音では、日付時刻などから長~い英数字のファイル名になる<mp3拡張子もつく>。
ライン入力やマイク入力で、MP3化してくれるし、ボイスレコーダとしても使える。語学練習用の機能だから、聞きながら自分の声を録音できるレッスン機能もあるらしい。(これはよくわからんけど)
試行の目的は、謡曲を趣味とする父の誕生日プレゼント。長年聴いてきたカセットテープの謡曲集が劣化し、頭だしにも苦労しているというのです。練習のため、巻き戻したり早送りすることも多いし、なにせ最近ではカセットテープレコーダが怪しくなってきた。
CDもあるようだけど、安価なプレーヤーでは、リピートなどがやりづらい。速度調整などもできないし、謡の練習には使いづらいらしい。
で、見つけたのが語学学習用にすでに10万台?も売れているというTalkMaster。3万円近くするICプレーヤーとしては、爆発的に売れているIpodのほかにもRIOやSONYなどからも出ている。これも試してみましたが、小さすぎてボタン操作などがやりづらい。なにしろ、ユーザは86の年寄りですから。
ためしに、椙山大学の飯塚先生のサイトで公開されている観世流西岡高夫氏のmp3ファイルを入れてみたら、ばっちり。誕生日プレゼントにできそうです。
http://zeami.ci.sugiyama-u.ac.jp/~izuka/erito1/nishimura.htm
TalkMasterの心配は、この小ささ。先述のごとくボタンが小さくてわかりにくい。内臓メモリとSDカードを切り替えるのに、「リピート」ボタンを押せというのは、いくらなんでも。画面のコントラストが低くて文字が小さいから、年寄りに使えるかなあ。

By sryo

One thought on “TalkMaster”
  1. TalkMasterを86歳の父の誕生日プレゼントで贈りました。これが大当たり。
    大いに喜んで、早速、謡の会へ持って行って見せびらかし、病院へ行くのにも持って行っているらしい。
    そればかりか、件の大量のカセットテープを、せっせとTalkMasterへ録音している。PCが使えないので、題名などは日本語にできないのだけど、紙でリストを作って、毎日毎日入れている。おかげで母の機嫌が悪いとか。
    聞くところによると、ちょっとした操作ミスで、せっかく入れた曲がすべて消えてしまうという事故が2度もあったらしい。2度目は、失敗しないようにと確認しつつ、慎重に操作していたにもかかわらず・・。確かに私も1度やりました。決して、全消去を選択したつもりはないのだけど。
    やっぱりあの小さなボタンと液晶では、少し無理があります。デザインを優先したためか、ボタン配置にも無理があるようです。
    ともあれ、ちゃんと使えているという事後報告でした。

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