iPod Touchを複数台、まとめてセットアップしたり、充電するための工夫です。
まず充電から。
用意したもの
ipod touch 第4世代 8GB
付属ケーブル
10ポートのUSBハブ(Elecom U2H-Z10SBK)
セルフパワー時 10ポート合計4700mA
バスパワー時 10ポート合計 200mA
まず、10台まとめてUSBハブに接続し、USBハブに付属の電源アダプタから通電しても、充電はされません。
同じく、10台まとめてUSBハブに接続し、電源アダプタなしでPCに接続しても、充電はされません。電流容量が足りないから当然でしょう。itunesがインストールされていれば、同期は始まります。
それで、10台まとめてUSBハブに接続し、PCに接続してから、USBハブに電源アダプタを接続すると、無事充電が開始されます。いったん充電が開始されると、PCとのUSB接続を外しても充電は続きます。
どうやら、充電を開始するかどうか、PCと接続時に判断しているようです。
おなじ接続ケーブルを使っていても、USBハブを介さず、直接電源アダプタにつなぐと充電されるので、USB信号がトリガーになっているのかもしれません。itunesをインストールしていないPCではどうなるのでしょうか。
上記のような接続で、充電時間がどうなるのかは未検証です。一般的なUSBポートの規格が、5V 500mAだから、10台で5000mAの供給能力があればよいということでしょうか。
続いて、アプリのインストールと、Wifiなどの接続設定。
上記のUSBハブを用いて、まとめて、10台をitunesをインストールしたPCに接続。
itunesからの同期が始まるが、アプリのインストール以外のWifi設定などはできない。ホーム画面においておきたいWebページへのクリップも。
Appleからは、これら複数デバイスの設定を行うApple Configuratorというツールが出ているが、残念ながらMacOSXが必須。Windowsで使えるツールとしては、iPhonek構成ユーティティがある。、
このユーティリティを起動し、まず構成プロファイルを作成する。webクリップなら名称とURLだけ。一度に複数の設定してもよいが、分けてプロファイルを作ったほうが分かりやすいかも。Wifi設定などは、SSIDやパスワードも一括して設定できるのこれは大変に便利です。
デバイスを接続して、プロファイルをインストールする。
ipodtouchデバイスに、プロファイル設定画面がポップアップするので、インストールしていく。
ipaファイルを構成ユーティティにドロップすれば、アプリのインストールもできるが、一台ごと、またアプリごとにインストールボタンをお差なけれbならないうえに、アプリが大きいと結構時間がかかる。台数が多いと失敗することも多いよう。アプリのインストールはitunesのほうが確実かもしれない。後継のAppleConfiguratorでは改善されていることを期待しよう。
参考:企業向けiOS運用のベストプラクティス